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認知症ケアを学びたい看護師へ

転職にも役立つ「認知症ケア専門士」を取得しよう

民間資格なら「認知症ケア専門士」

民間資格なら「認知症ケア専門士」

「認知症ケアの知識や技術を身につけたいけれど、認定看護師の資格はハードルが高くてなかなか取得できない」という人には、民間資格「認知症ケア専門士」の取得をおすすめします。どのような資格なのか、わかりやすく解説していきます。

認知症ケア専門士とは?

認知症ケア専門士とは?

日本における認知症患者の数は年々増加傾向にあります。今以上に高齢者が増加するといわれている2025年には700万人に達するのではないかという予測もあります。そのため、認知症ケアに関して専門の知識や技術を持った人材の需要が高まっています。「認知症ケア専門士」は認知症に関する資格の中でも注目されている資格の1つです。日本認知症ケア学会が創設した民間資格で、認知症患者に専門的なケアを提供できる人材を育成するために自己研鑽と生涯学習の機会を提供しています。
老人ホームなどの介護施設や療養型の病院では積極的に採用する傾向があるので資格を取得していれば転職も有利になるでしょう。

向いているタイプ

向いているタイプ

認知症の症状はさまざまですが、時間や場所がわからなくなる、人の顔や名前を忘れてしまう、怒りっぽくなるなどこれまでとは違う行動をすることも珍しくありません。そのため、患者本人が一番戸惑い、不安を感じています。そうした不安を取り除いて穏やかに暮らせるようにサポートできる人や、本人の気持ちを尊重して信頼関係を築ける人が認知症ケア専門士に向いています。

取得について

取得について

認知症ケア専門士の資格を取得するには認定試験を受けなければなりません。ただし、試験を受けるためには過去10年以内に認知症ケアに関する施設や医療機関で3年以上の実務経験があることが条件となります。この条件を満たしていない場合は受験することができないので事前に確認しておきましょう。
試験は公式テキストにもとづいた問題が出題されます。テキストは市販されているので購入して自分のペースで勉強していきましょう。ただし、合格率は40~60%とそこまで高くありません。難易度が高いので不安に感じる人もいることでしょう。試験を不安に思っているなら事前に開催される試験対策講座に参加してみるのも1つの方法です。講座は2日間だけですが、試験に必要な内容を確認できるので安心して試験に臨めます。
1次試験は筆記試験、2次試験は面接ですが、それぞれ申し込みが必要なので申し込み期間を過ぎてしまわないように気をつけてください。2次試験の面接は6人で1組のグループを作りディスカッションとスピーチを行います。面接では自分ならどう対処するかを、自分の言葉でわかりやすく説明することがポイントです。試験の概要について詳しく知りたい人は公式サイトを確認してください。

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