看護師の転職を成功に導くポイントは

転職活動の流れ

まずは転職の目的や希望条件を明確にしましょう。なぜ転職したいのか、転職先でどのような仕事をしたいのかを考えましょう。おおよそのイメージが固まったら次は情報収集です。実際の求人情報を見ると求める条件がより具体的になります。
気になる求人が見つかったら履歴書などの必要書類を用意して志望先に送ります。書類選考を通過したら次は面接です。面接ではこれまでの経歴や希望条件、志望動機などを聞かれます。事前に答えを考えておくとスムーズに話すことができ、返答に詰まることはありません。面接後、数日以内に合否の連絡がありますので内定をもらったらなるべく早く返事をするようにしてください。
転職先が決まったら現在の勤務先で退職の手続きをすることになります。看護師は人手不足なので引き止められてしまうかもしれませんが、退職の意思をはっきりと伝えるようにしてください。退職日の調整や仕事の引継ぎなど、やらなければならないことはたくさんありますが、後々トラブルになる可能性もありますので最後まで気を抜かずにしっかりと行いましょう。

求人を探す4つの方法

1つ目は医療機関や介護施設などのホームページで探す方法です。個人で直接応募することになるため、「やる気がある」と思われ、好印象を与えることができます。ただし、この方法は応募先が決まっている場合は効率的ですが、そうでない場合はどのような基準で判断すれば良いのか迷うことになります。また、面接の日程調整、条件交渉などはすべて自分で行わなければなりません。
2つ目は看護師専門の転職エージェントで探す方法です。転職エージェントでは膨大な数の求人情報を持っています。その中から希望条件に合う求人を探し出してくれるので情報を細かく精査する必要はありません。また、応募書類の作成、面接の日程調整、条件交渉など転職が成功するようにサポートしてくれるので採用の確率も高まりますし、煩雑な手続きがないので仕事を続けながら転職活動を行うことも可能です。ただし、看護師専門の転職エージェントは多種多様にあり、扱っている地域やスタッフの質、サポート内容などはそれぞれ異なります。口コミやランキングを参考に、自分に合った転職エージェントを見つけることが大切です。
3つ目はナースセンターやハローワークで探す方法です。どちらも公的なサービスなので、安心感が高いのが特徴です。ただし、求人数が少ないため、選択肢の幅が狭くなるというデメリットがあります。
4つ目は知人の紹介です。知人が働いているので職場の人間関係や待遇など、内部情報を事前に知ることができます。ただし、主観的な情報が多いため偏った見方になる、内定を断りにくいなどのデメリットもあります。